頑張ってはいますが・・・
立花さんの本で売買法の定石に触れられているところがあり、分割と平均のやり方として、
・半扱(はんきゅう)商い
・転変(てんぺん)商い
・逆平(ぎゃくへい)商い
・順乗(じゅんじょう)商い

というものが書いてありました。よく分からなかったのでアマゾンで「三猿金泉秘録」と「本間宗則相場三位伝」を買って読んでみることにしました。上に挙げた4つの売買法は全て三猿金泉秘録に書いてあるやり方のようです。

しかし、投資レーダー社が発行しているこの本は現代風に解説した本になっているのでもっと原版に近いもともとの内容をほとんど残したような本はないのだろうかと調べたところ、ありました。ネットで、国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」というコーナーで、明治時代に校正されたものを無料で閲覧できることを発見しました。
「八木虎之巻」や「八木龍之巻」も無料で読めるのは嬉しいことです。

明治時代に校正された八木三猿金泉秘録もざっと読んでみたのですが、内容をおおよそ理解するには出版されている本でも問題なさそうです。順乗商内だけがどうも良く分からないのですが、字や本の内容から考えると順張りでの建玉、あるいは利が乗った状態での乗せではないだろうかと思います。
他については詳しい解説が乗ってありました。

・半扱商内
「安き日千両買い、五分か一割飛び上がりたる日、半分仕舞う、これ半扱なり。また五分か一割下がる時、五百両買足す。この商内の仕方を買建半扱商内というなり。売建半扱商内も同意
なり。高下に利徳あり、米の本体を失はずして、天下一のめづらしき徳商内としるべきなり。」

・安楽商内
「米上が足なれば、買建の安楽と定め、安き日買い始め、五分か一割たかき日、商内残らずうりはらい徳をとり、また五分か一割下がる時、もとの如く買い取り、また高き日売り払う。
この商内の仕方を買建の安楽商内という。売建安楽商内も同意なり。半扱商内より利徳多し。」

・転変商内
「買建転変、売建転変のふた商内あり。買建転変の商内の仕方は、あがり足の米と見定めたらば、買いを多く、売りを少なく商内すべし。その仕方は安き日千両買い、五分か一割高き日
千三百両売って、三百両売りになる。又五分か一割安き日千三百買い、もとのごとく千両買持になる。是を買建転変というなり。売建転変商内も、右同意の仕方なり。

「売り方損商内了簡ちがいと思うとき、早く見切り転変して強気となり買うべし。一心たちまち安楽にして、徳商内となるべし。買い方損商内も同意なり。」


逆平商いは逆張りでナンピンをする売買法のことだと思います。実際、酒田罫線法はそういう売買法ですし。ナンピンと利乗については、

売買は、五分高下にて平す(ならす)べし、乗も同じく五分高下なり。

という一文があります。


「転変商内」はかなり激しい売買法に思えるのは私だけでしょうか?「そんなに上手くいくのか?」という疑問もわいてきました。しかし立花さんの売買でもそういうやり方をしているところがありました。失敗した時の対処法も考えておかなければいけないでしょうけど。私は臆病でダラダラと両建てをやってしまいがちなのでこういう思い切ったやり方ができるようになりたいなぁと思います。
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